山内先生の紹介


プライメートフォーラムの講師をお願いした山内一也先生の紹介をいたします。 実験動物やサル類の感染症では草分け的存在ですので、知っておられ方も多いと思いますがフォーラム会員はいろいろな方から構成されていますので、先生をご存じない方もいるかと思い遅くなってしまいましたが、この場を借りて山内先生にお礼を言うと共に紹介させていただきます。

山内先生は現在、日本生物学研究所(日生研)に勤務されております。 日生研に行かれるまでは東京大学医科学研究所実験動物研究施設の教授として12年間勤務されています。 スローウイルス感染症、組換え牛疫ウイルスワクチン開発、麻疹、イヌジステンパーウイルスとモルビリウイルス関係の研究が豊富です。 (第1回目の講義がウマのモルビリウイルスになった事も多少関係するかも)。

牛疫ウイルスの研究では朝日農学賞を授与されています。 医科研時代は組換えDNA委員会委員長や倫理委員会委員長を勤めていました。 生体肝移植を医科研の研究グループが申請した時には連日、リンカーン大統領のような先生の顔がテレビに大写しになっていたので、テレビで見られている方もいるかと思います。

医科研の前は厚生省の予研麻疹ウイルス部で麻疹ウイルス、トリ白血病ウイルスの研究を、その前は北研で種痘ワクチンの研究をしておられました。 またUCデービス校に留学されブタの腸内ウイルスの研究もされています。 ウイルス学、免疫学、実験動物学etc.どの分野にも造形が深く、フォーラムの講師としては最適です。 お忙しい中、講師を引き受けていただき有難うございました。 遅くなりましたが、先生の紹介まで(吉川泰弘)。


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